Bone and Joint Decade 運動器の10年 2000-2010
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学校での運動器検診の手引き

はじめに
[1] 検診のための準備印刷物
[2] 健康診断の実際
[3] 事後措置
[4] 留意事項
[5] 「親子のための運動器相談サイト」を改訂したリーフレット
ご質問・ご意見・ご要望はこちらへ

[4] 留意事項

<各項目ごとの事後措置への判断の目安>

1.背骨が曲がっている
 『児童生徒等の健康診断マニュアル』の留意事項のP26と上記の『改訂版 学校の運動器疾患・障害に対する取り組みの手引き』のP52,53を参考にしてください。

脊柱側わん症 四つのチェックポイント
@ 肩の高さに左右差がある
A ウエストラインに左右差がある
B 肩甲骨の位置に左右差がある
C 前屈した背面の高さに左右差があり、肋骨隆起もしくは腰部隆起がみられる
上記の4項目の中では、スクリーニングとしてCの前屈テストが最も重要です。

 ・前屈テストで5度以上*の肋骨隆起、あるいは腰部隆起がある。-----整形外科への受診要
 (明らかな背部、腰部の ”非対称な” 後方への隆起) 
 ・前屈テストで5度未満の背部隆起がある。-------------------------------経過観察・簡易指導
 ・ウエストライン、肩甲骨の高さや肩の高さに明白な左右差がある------整形外科への受診要

角度の測定方法は、運動器保健調査票のIII-1-Cの右図のようです。
明確な非対称隆起(5度以上*)を整形外科への受診要の目安としています。

2.腰を曲げたり反らしたりすると痛みがある
 この運動器検診の手引き[5] <A.部位別の疾患・障害の説明と対応について>『改訂版 学校の運動器疾患・障害に対する取り組みの手引き』のP40〜43を参考にしてください。

屈曲時に痛いときは、腰椎椎間板障害の疑いがあります。
伸展時に痛いときは、腰椎分離症の疑いがあります。

 ・どちらかで痛みがあり、日常生活や運動時に支障なし------経過観察・簡易指導
 ・どちらかで痛みがあり、日常生活や運動時に支障あり------整形外科への受診要

3. 腕(うで)、脚(あし)を動かすと痛みがある
 この運動器検診の手引き[5] <A.部位別の疾患・障害の説明と対応について>『改訂版 学校の運動器疾患・障害に対する取り組みの手引き』の肩(P34,35)、肘(P36,37)、膝(P44、45)、すね(P46,47),足首(P48、49)、足(P50、51)を参考にしてください。

 ・運動時に軽い痛みあり-----------------経過観察・簡易指導
 ・運動時に強い痛みと支障あり--------整形外科への受診要
 ・体育に支障あり---------------------整形外科への受診要
 ・校内生活および通学に支障あり-----整形外科への受診要

4. 腕、脚の動きに悪いところがある
 この運動器検診の手引き[5] <A.部位別の疾患・障害の説明と対応について>や『改訂版 学校の運動器疾患・障害に対する取り組みの手引き』の肩(P34,35)、肘(P36,37)、膝(P44、45)、すね(P46,47),足首(P48、49)、足(P50、51)を参考にしてください。
主に、左右差を比較する

 ・わずかの可動域制限あり------------経過観察・簡易指導
 ・はっきりした可動域制限あり------整形外科への受診要
 (例:肘の伸展:左右差で5°以上、完全に伸びないなど)

5. 片脚立ちが5秒以上できない (左右ともに検査する)片方があてはまれば
 ・5秒できるが、ふらつきが大きい-------経過観察・簡易指導
 ・5秒以上できなくて、歩行時痛なし----経過観察・簡易指導
 ・5秒以上できなくて、歩行時痛あり----整形外科への受診要

 ペルテス病、大腿骨頭すべり症、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)のスクリーニングとなります。この運動器検診の手引き[5] <A.部位別の疾患・障害の説明と対応について>や『児童生徒等の健康診断マニュアル』のP27を参考にしてください。
(疑問に思う場合も専門医(整形外科)の受診を勧めてください。)

6. しゃがみこみができない(足のうらを全部床につけて完全に)
 ・しゃがめなくて、運動時痛なし---------経過観察
 ・しゃがめなくて、運動時痛あり---------整形外科への受診要

 オスグッド病や足関節拘縮のスクリーニングになります。この運動器検診の手引き[5] <A.部位別の疾患・障害の説明と対応について>を参考にしてください。
(疑問に思う場合も専門医(整形外科)の受診を勧めてください。)

 



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