news

2021年11月14日(日)当協会の「創立20周年記念式典」が開催されました!

 去る20211114日(日)、東京・信濃町 明治記念館にて「運動器の健康・日本協会 創立20周年記念式典」が執り行われました。

 式典では、始めに丸毛啓史理事長から開会挨拶があり、続いて広報担当の竹下克志理事から当協会の20年間の歩みについての報告がされました。

 また祝辞には、第三代理事長・山本博司様、第五代理事長・岩本幸英様、さらに当協会の広報誌にご協力いただいた女優の水谷八重子様、評議員の高橋栄明様、長年ご支援をいただきました参加団体会員の日本整形外科学会の理事長・中島康晴様の5名の皆様から、当協会の思い出、運動器の健康の重要性、またこれからの運動器の健康・日本協会への活動についての励ましのお言葉をいただきました。

水谷八重子さんは、20年前にも当協会のファーラムなどに参加してくださいました。また当協会の広報季刊誌『Moving』にご出演いただきました

 

 とくに水谷八重子様のお祝辞の中で「コロナは運動器に関係ないと思っていたけれど、マスクをしても外に出るのが怖くなり、家にこもっていますと運動不足になり、身体が動かなくなります。そうなるとじつはコロナも運動器の敵なんだとわかりました。運動器は年とともに衰えてきます。でも、運動不足は老いも若きも同じことです。“コロナに負けるな、運動器”」というお言葉はとても印象的でした。

 今回、コロナウイルス感染対策のため祝宴は中止とさせていただき、ささやかな式典になりましたが、心温まる式典を行うことができました。これも偏に、わざわざ足をお運びいただいた皆様、また日頃から温かいご支援をくださっている会員の皆様、関係者の皆様のお力添えによるものです。心より御礼申し上げます。

 最後に、式典での丸毛理事長の挨拶文を掲載させていただきます。

 本日は週末の貴重なお時間を割いていただき、運動器の健康・日本協会の創立20周年記念式典にお集まりくださり、心より厚く御礼申し上げます。私は、2019年2月から岩本幸英先生の後任として理事長を拝命しております、丸毛でございます。式典の開会にあたり、ご挨拶を申し上げます。当協会は2000年5月に「骨と関節の10年」日本委員会として発足し、本年、20周年を迎えました。この間、当協会の理念にご賛同いただき、ご参加いただいております、参加団体会員、参加協力会員、支援会員の皆さま、また、長年に亘り多大なご支援をいただいております特別賛助会員、賛助会員の皆さまには、改めまして厚く御礼申し上げます。

 さて当協会は、1998年にスウェーデン・ルンド大学のリドグレン教授が提唱いたしました運動器疾患・障害の克服に向けた国際的なキャンペーンであります「Bone and joint Decade」に呼応し、連携しながら、1.「運動器」という言葉の定着、2.運動器が健全であることの重要性の啓発、3.運動器疾患・障害の早期発見と予防体制の確立という3つの大きな目標を掲げ、この20年間、歩んでまいりました。この概要につきましては、後ほど竹下業務執行理事から、プレゼンテーションがありますが、本日、配布させていただきました、20周年記念誌にも記載いたしておりますので、ご高覧いただければと思います。現在は、1)運動器の健康・日本賞顕彰事業、2)広報季刊誌「Moving」発刊などの広報事業、3)運動器健康推進事業を3本柱として、活動しています。

「人間とは“動き”である。私たちは動くことで世界を知り、自身を育み、心を表現する。しかし、その動きが失われた時、私たちは自由を、日常を、そして自らを失う。」これは、昨年の第93回日整会総会のために制作した整形外科、運動器のプロモーションビデオの冒頭の一節ですが、当協会はこれからも自由に動けることの大切さを国民の皆さまに伝えていくとともに、運動器疾患・障害の早期発見と予防体制の確立のために一層、尽力してまいる所存です。本日お集まりいただきました皆様には、今後ともご指導、ご鞭撻を、そして変わらぬご支援をお願い申し上げまして、簡単ではございますが私のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

理事長・丸毛啓史