コラム 2021.08.23

膝痛の中高年にオススメ!超高性能「中敷き」をオーダーメイドしたらウォーキングもジョグもすこぶる快適!

足型からわかるカラダの歪み

これが、かかと部分が倒れていない理想の状態

 

 照井さんの話では、実は日本人の8割の足が内側に倒れていると言われているそうで、このクセは、3〜5歳のときに決まって、歪んだ状態のまま成長するとのこと。30年以上こんな状態だったなんて、何となくショック。

「ヒトの膝や腰は、足首やかかとの歪みに合わせて、そのズレを補うように動くので、まっすぐ体を保つことができています。逆に言えば、常に無理をしてる状態です。そうなると姿勢が悪くなって、腰痛や膝痛、はては肩こりなどにもつながっていくわけです」

筆者の足は、かかと部分が内側(手のひらの方)に倒れ込んでいるから小指がうまく使えていない

 

 また、足が内傾していると、土踏まずの部分までべちゃっと地面に接地しつつ歩くことになるんだそう。足の骨の角度が正常な状態に比べ、歩くたびにかかとの骨〜足指にかけて走る腱が必要以上に伸ばされるため、疲れやすくなるとのこと。

「これがもっとひどくなると、腱の付け根あたりに炎症が起きることも。それが回復できなくなると、足底筋膜炎という病名が付きます。加齢によって筋力が低下すると内傾はより進むので、年齢を重ねるごとに出やすい症状です」

 こ、怖いですね……。なんでも足の指は、親指・人差し指・中指の3本、薬指と小指の2本で、実はそれぞれ違う骨に連結しているそうです。前者は足首の骨に、薬指と小指は、かかとの骨に直結してるんですって。全然知りませんでした。

普段あまり自分で見る機会がない足の後ろ側を見て理解を深めてもらうべく、計測が終わると撮影してくれる

 

 説明を受けて、目からウロコが何枚も落ちました。人の一番下ですべての体重を支えてくれている土台の役割を果たしているからこそ、足の歪みが、上部の不調にも大きく関係してくるんですね。

 足がこんなに複雑かつ繊細な部位だったとは。確かに考えてみれば、筆者は膝痛以前前に、前傾気味で姿勢が悪かったのを思い出しました。

「さらに言えば、足首やかかとが歪んでいると、体幹が使えなくなるということでもあるので、上手に体に力が入れられない、ということでもあります」

サンプルの中敷きを入れたウォーキングシューズを試し履き。かかとをきちんと合わせて靴紐を締めていく。ボールジョイント(親指と小指の付け根付近の出っ張り)は緩めでOKだが、側面から足首にかけては動かないようきっちり締めるのがコツとのこと

 

 ちなみに、足首とかかとが歪むと、足裏、膝、股関節と、上半身に行くほど大きく歪むそうです。不調につながるのも納得ですね。しょんぼりしていたら、「大丈夫です。これを正しい状態に矯正するのがうちの中敷きの役目ですから」と照井さん。頼もしい限りです……!

土踏まずをキュッと押し上げるような不思議な感触の中敷きだが、実際めちゃくちゃ歩きやすい。ふにゃふにゃの柔らかい靴だと中敷きごと倒れ込むので、靴はある程度カタチのしっかりした紐靴がベストだそう

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